COUNT DOWN　３　DAY

「あれは、ディオス様？……」
「ディオス様、どうかなさったんですか？」
	「……あいつはどうした？」
「あいつと言いますと、 どなたのことでしょう？」
	「あいつと言えば、あいつだ……」
「困りましたね。 誰なのか分からないようでは ご案内のしようがありませんから」
	「……カロリアはいるか？」
「いますけど、寝ておられます」
	「寝てる？ もしや、具合でも悪いのか？」 「それなら、デルタ一の医師を紹介しよう。 それとも、滋養の良い食物か……」
「ディオス様、落ち着いて下さい。 カロリア様はいたって健康ですから。 悪いのは寝起きだけです」
	「寝起き……下らん」
（さっきまで、狼狽えてたように 見えましたけど） 「よければディオス様が起こしに 行かれますか？」
	「……なぜ俺が」
「では、よろしくお願いします」

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