COUNT DOWN 4 DAY
「おや? カロリア様はまだ眠ってるようですね。 まったく困った方だ」 |
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「お前の教育がまずいんじゃないのか?」 | |
「あの方の寝つきのよさは 人並み以上ですから。 お疑いなら今度、ハミル様が 起こしに行かれてみたらいいのでは?」 |
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「知るか…。 俺には関わりのないことだ」 |
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「そうですか……。 気になりませんか? カロリア様がどんな姿で寝ているか」 |
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「そんなに寝相が悪いのか。 王女としての品格を疑われるところだな」 |
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(別に、寝相が悪いとは、 言ってないんですけど) 「可愛らしいですよ、カロリア様の寝姿は」 |
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「それでもその眠りを妨げるのだろ?」 | |
「それが、お役目ですから」 | |
「執事とは矛盾した生きものだな」 | |
「それなら、ハミル様も同じでは? 起こしに行きたくない本当の理由は、 あの方の眠りを守りたいから……」 |
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「守る? ……そうだな。 騎士として姫君を守のは、俺の役割か」 |
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「じゃあ、私が今から起こしに 行くと言ったら、 眠りを守るために私を斬りますか?」 |
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「いや………。 このまま寝ていてもらっても、 支障をきたすからな」 |
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「それを聞いて安心しました。 それでは私は今から、カロリア様を 起こしに行きますので」 |