時代が刀から銃へ、着物から洋装へと移り変わる中、新選組もまた、激動の時を迎えていた。 変若水を飲んで羅刹となった彼は、同時に、発作の苦しみとも戦うこととなる。 そんな彼に、自分がしてあげられることは何か? 戦いの末にたどり着いた平穏とは? 千鶴の出した答えは……。 ようやく手に入れた、2人だけの幸せの時間。夫婦生活。 胸を締め付けられる切なさと、頬が熱くなる甘い一時を、ここに……。 『2人で過ごした時は、貴方にとって特別でしたか? 私はとても――幸せでした』