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斎藤キス |
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【斎藤 一】 「千鶴……」 捕まれた手首を、そのまま体ごと抱き寄せられた。 【千鶴】 「ん、んぅ……」 あごを持ち上げられ、弾力のある感触が唇に重ねられる。 それが斎藤さんのものだと思考が巡るのに、しばらくの時間を必要とした。 どうして斎藤さんが?……何故? これにはどんな意味が? 様々な言葉が頭の中で行き交い、まとまらない。 今、確かに分かっていることは、斎藤さんが私に口づけをしているという事実で。 私が混乱する中でも、口づけは続いていて、 あごを押さえられているため、逃げることも叶わなかった。 【千鶴】 「う、んぅ……ンッ……」 やがて重なった唇から濡れた塊が入ってきて、逃げる私の舌を絡めとる。 【千鶴】 「ふぅ……ん、ん……っ」 慣れない口づけに、うまく息継ぎも出来ず、 ただ懸命に斎藤さんの舌の動きに合わせた。 【千鶴】 「……っ。はぁ、はぁ……ん――」 一瞬、唇が離れ、懸命に呼吸する。 だが、呼吸が整わないうちに、また、口づけされる。 【千鶴】 「はぁ……ん……っ…………」 いつまで続くか分からない長い接吻に、頭がぼんやりとしてきた。 TOP |
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水浴び |
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【千鶴】 「斎藤さん!沖田さん!!?」 「ど、ど、どうして――そんな格好をされてるんですか!?」 【斎藤 一】 「どうしてと問われても、ただの水浴びだが」 【沖田 総司】 「千鶴ちゃんの方こそ、何をそんなに慌ててるのかな? 僕と一君は、水浴びをしてるだけなのにさ」 【千鶴】 「それは、そうなんです……けど……」 身に付けているのは下半身だけで、固く締まった腹筋の隆起や 骨格のうかがえる脇腹に、目のやり場がなくて狼狽えてしまう。 それが分かっているのか、いないのか、 さらに沖田さんが追い打ちをかけてくる。 【沖田 総司】 「ねぇ。僕らはただ、剣の稽古で汗をかいたから、 水浴びをしているだけなのに、どうして君はそんなに赤くなってるの?」 【沖田 総司】 「まさか、男の裸を見るのが初めてだなんて、 そんな小娘みたいなこと言わないよね?」 【斎藤 一】 「総司……。からかうのはよせ。 小娘というなら、千鶴は十分、小娘だろう」 斎藤さんのどこか的外れなフォローに、一気に力が抜ける。 どこまでこの人は、真剣なんだろう。 TOP |
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戦闘 |
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【敵の羅刹】 「新選組の斎藤に、沖田だな……」 偶然というにはあまりにもタイミング良く現れた敵兵に、 考える間もなく、囲まれた。 【沖田 総司】 「しばらく寝ている間に、随分と僕ら、有名人になったみたいだね」 【斎藤 一】 「軽口はいい……。前を見ろ、総司」 【沖田 総司】 「やだなぁ。一君がピンチみたいだから、せっかく加勢しに来てあげてるのに」 この緊張した状況さえ、どこか楽しんでる風の沖田さんを他所に、 斎藤さんは、厳しい表情のまま刀を構えた。 巡察をしていた斎藤さんが、屯所に討ち入りしようとする敵の羅刹を見つけ、 戦闘になった。 それは、一瞬の出来事で……。 騒ぎを聞きつけた沖田さんがいち早く駆けつけたものの、 戦況は、こちらが圧倒的に不利なことに変わりはない。 【斎藤 一】 「いいのか……?」 【沖田 総司】 「いいって何が?」 【斎藤 一】 「…………」 沖田さんの体は病魔に蝕まれており、本来なら床から起き上がれる 状態なんかじゃない。 斎藤さんもそれが分かっているから、それ以上、何も訊かなかった。 【沖田 総司】 「こいつらどこから来たのかな? どう見ても、ただ通り掛かっただけとは思えないんだけど」 【斎藤 一】 「計画的な討ち入り……か。 だとすると、俺たちだけでは不利だな」 【沖田 総司】 「やだなぁ。これから戦うっていうのに、後ろ向きなことを言って、 萎えさせないで下さいよ。僕は戦いたくてウズウズしてるんだから」 TOP |
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沖田縛られエッチ |
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【沖田 総司】 「僕が……怖いの」 ここにきて、初めて沖田さんの声を聞いた。 冷静過ぎる声が、余計に不安をかき立てる。 【千鶴】 「怖いです……。 こんなの、いつもの沖田さんじゃありません」 【沖田 総司】 「だったら、いつもの僕ってなに? どんな風に振る舞えば、君は満足するわけ」 【千鶴】 「普通がいいんです。……いつもの、沖田さんが」 【沖田 総司】 「今の僕だって、十分普通だよ。 ……ただ、僕がやりたいように行動してるだけだ」 【沖田 総司】 「例えば、ここで君を犯すとか……」 【千鶴】 「っ、やぁ――……!!」 袴の隙間から、沖田さんの指が直に脚のつけ根を撫でる。 本気でその先へと指を進めようとする沖田さんに、 必死で下半身をばたつかせ、逃げようとした。 だが、両手が使えない状態では、ろくに逃げ出すことも 出来ず、簡単に脚の間に入り込まれ、捕らわれてしまう。 【沖田 総司】 「抵抗しないでよ。 あまり暴れると、うっかり君を傷つけちゃうかもしれない」 肩を畳に押さえつけられても、もがくのを止めようとしない私の耳元で、 どこまで本気か分からない脅迫が囁かれる。 何をされるか分からない恐ろしさから、ピタリと動きを止め、 そのまま動けなくなる。 【沖田 総司】 「そう……。大人しくしてるんだ。 良い子だから」 TOP |
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斎藤途中エロ |
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【千鶴】 「ふぅ、あぁ…んっ……」 私の気持ちに答えるかのように、斎藤さんの唇がゆっくりと下に降りていく。 首筋を吸われ、寝間着の上から 胸を掴まれた瞬間、ありえないほど甘い声が洩れた。 【千鶴】 「……っ、あぁ……やっ……それ以上は……」 襟を乱し、直接胸に触れてこようとする斎藤さんの手を、 首を小さく振って拒んだ。 【斎藤 一】 「身を任せ……今は、全てを忘れろ」 斎藤さんの手は止まることなく、左右に襟を開き、 淡く色づく胸を露わにすると、直に揉みしだいていく。 【千鶴】 「ん、あぁ……、あぁ…やぁ……っ」 柔らかな胸が斎藤さんの手の中で形を変える。 溢れ出す声が止められず、布団の中で身を捩った。 胸の突起を強く摘まれた瞬間、ピクリと震える。 少し引っ張られるだけで、むずがゆいような感覚に じっとしていられなくなった。 【千鶴】 「ん、あぁ……あぁんっ! 胸ぇ……だめですっ……。[間]むずむずして……」 【斎藤 一】 「ここが……気持ちがいいのか?」 【千鶴】 「は…い……っ。だから、ひどく……しないで……下さい」 気持ちが良すぎて困る。肌が薄い敏感な部分を責められると、 自分が自分でなくなってしまいそうだ。 そんな風に乱れる自分を斎藤さんに見られるのは、 たとえ夢だとしても、抵抗があった。 【千鶴】 「んっ、あぁ……や、やぁっん! ……嫌ですっ……引っ張ったら、だめぇっ」 舌足らずなしゃべりで、何度も斎藤さんに懇願する。 私の願いに反して、斎藤さんはそこばかり責める。 引っ張ったり、捻られたりすると、喘ぐ声が止められない。 【千鶴】 「あぁ……ひぅ……っ、やぁっ……強くしちゃぁ」 【斎藤 一】 「お前が感じているのなら、構わない……」 【千鶴】 「んっ、あぁ……っああぁ……ッ」 熱をもった突起が誘うように、ぷくりと起ち上がっていて、 とても見てられなかった。 TOP |
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