【美羽】
「ふぅ……っはぁ……」
口付けを交わしながら、陽南の手がゆっくりと動く。
長い指が制服の胸元を乱した。
【美羽】
「んっ、ん……!」
これ以上はダメだと、拒まなきゃと思うのに、
抵抗は全てキスにかすめ取られていく。
【美羽】
(ダメ……これ以上触れられたら、私……)
「ん、はぁ……っ」
大きな手で直にふくらみを包み込まれ、ビクリと体を震わせた。
その感覚は不快なものではなく、むしろ気持ちが
良いと思ってしまう自分に驚く。
もっと、陽南に触れて欲しい……。
【美羽】
「はぁ、あっ……あぁ……ッ!」
指先で先端をキュッと摘まれ、背が弓なりに反り返る。
唇が解放されて出たのは、拒絶の言葉ではなく、
快感を伝える喘ぎ声だった。