Record-レコード- / プリンセスクラウン


   



北さんと膝枕

荒北さんと膝枕

うわ……荒北さんの髪の感触が太ももに……っ。

【荒北 靖友】
「お前さ……。そんなにカチンコチンで、疲れねぇの?」

【ペダル】
「わ、私のことは……どうぞ、気になさらず」

あと、ごそっと動かないで欲しい。
髪が太ももに当たるだけで悲鳴が出そうなのに、荒北さんの温もりや重みに反応しそうで困る。

【荒北 靖友】
「なぁ……」

【ペダル】
「こ、今度は、何ですか……?」

【荒北 靖友】
「ちょっと太ったぁ?太もも、ちょー寝心地いいんだけど」

【ペダル】
「ちょっ、どこ触ってるんですか!お触り、禁止ですって……!」
「それに、太ったとか……女子に失礼ですから」

そりゃあ、最近は自転車に乗る時間が少なくなって、運動不足を感じてはいるけど、
今日だって、荒北さんに止められたから外にでられなかった。

【荒北 靖友】
「あぁ? 別に、気にするほどじゃねーだろ。
もともと痩せてんだから、ちょっとは肉食えってんだ」

【ペダル】
「あ……荒北さんは、お肉がぶがぶ食べても、全然、身体にお肉付かないじゃ……っ、
ほんと、やめて下さいってば」

しつこく太ももに触れてくる荒北さんの手をバチリとはじく。





つか願いが叶う日まで

いつか願いが叶う日まで





しい味

荒北さんと膝枕

【東堂 尽八】
「さあ、待たせたな。」

【ペダル】
「おじやですか?」

【東堂 尽八】
「外は寒いからな。これを食べて、しっかり身体を温めてくれ」

【ペダル】
「いいかおり……」

【東堂 尽八】
「卵にみそを少し加えている。君の口に合えばいいのだが……」

【ペダル】
「いただきます」
「…………っ、熱っ!」

【東堂 尽八】
「だ、大丈夫か、ペダルちゃん!?」
「土鍋で作ったせいで、熱かったみたいだな。口の中を火傷などしていないか?」

【ペダル】
「平気です……」

【東堂 尽八】
「ちょっと待っててくれ。少し冷ましてから食べた方がいいだろ」
「ふうふう……」
「……さ、これで大丈夫だ」
「ペダルちゃん、あーーん……」





氏の添い寝

彼氏の添い寝

新開さんの指が私の指に絡まり、重なり合う。

【ペダル】
「…………っ。新開、さん……私……」

【新開 隼人】
「このまま何もかも忘れて、おめさんと1つになれたら、いいのにな……」

【ペダル】
「……連れて行って欲しい……場所があるんです」

【新開 隼人】
「いいよ。どこにでも、俺が連れていってやるよ」
「だからさ。今は、このままで……いいよな?」

【ペダル】
「新開、さ……」

重なり合う指も、手のひらを通して伝わってくる新開さんの熱さも。
たとえ記憶がなくても、肌と肌を通してちゃんと感じられるのに……。

時折、辛そうに見つめてくる新開さんの顔を見る度に、胸の奥が疼く。
全てを思い出さないと……そう、願わずにいられなかった。




サンプルCG


Template by Starlit