妖狐×僕SS同人乙女ゲーム

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お姫さま抱っこ     

※18禁は18歳未満の観覧を禁じます。

邪のひき始めに

お姫さま抱っこ



【白鬼院 凜々蝶】
「ま、待て! そんなことしなくても、1人で歩ける!」
(重病人でもないのに、いくらなんでもこれはやり過ぎだ!)

【御狐神 双熾】
「どうぞお気になさらないで下さい。
「病気の時くらい、ご自分のお体のことだけを考えていて下さればいいのですから」

【白鬼院 凜々蝶】
「そんなことできるか! 病気といっても、僕は少し喉が痛いくらいで……。こんなものは病気と言わない」

【御狐神 双熾】
「ダメですよ。そんなに叫ばれては、喉に障ります。
 もし、凜々蝶さまが重い病気だとしたら、僕は凜々蝶さまのSSとして、潔く……死にます

【白鬼院 凜々蝶】
(僕は、病気にかかることすら許されないのか)

【御狐神 双熾】
「心配なさらなくても、僕が凜々蝶さまの足になります。
 本来なら、毎日でもこうして貴女を抱いて、一歩たりともおみ足を汚したくなどないのですが……」

【白鬼院 凜々蝶】
「君は、どこまで僕を堕落させれば気が済むんだ」

【御狐神 双熾】
「凜々蝶さまを堕落させるだなんて……。そんな素敵な響き。
 ハア……っ。想像するだけで、息が苦しくなります」

【白鬼院 凜々蝶】
「君の方こそ、病気か!?」


る季節

おはよう双熾さん



【白鬼院 凜々蝶】
「う……んっ?」

【御狐神 双熾】
「……おはようございます。凜々蝶さま。お目覚めの時間ですよ」

【白鬼院 凜々蝶】
!!?  な、な、何故君がここにいる!!」

【御狐神 双熾】
「僕は凜々蝶さまに捧げた身ですから。
何時如何なるときも、凜々蝶さまのお側におります」

【白鬼院 凜々蝶】
「妄言はいい! いつからそこに居たんだ!?まさか、ずっと見てたのか?」

【御狐神 双熾】
「まさか。
お休みになられてからお目覚めになるまで、凜々蝶さまの天使のような寝顔を見ていられる幸運など。

凜々蝶さまがお目覚めにならないようなので、起きられるまでの数分の時
近くで拝見させていただいていただけのことです」

【白鬼院 凜々蝶】
(それは、寝顔を見てたってことじゃないのか?)


凜々蝶さまとキス



【白鬼院 凜々蝶】
(え……)

2人の距離が縮まったと気付いた瞬間、唇になにかが触れた……。
それが御狐神くんの唇なのだと理解し、体中の血の流れる速度が上がる。

今までで、一番の不整脈。
心臓が痛いくらいに鼓動して、今にも爆発しそうだ。

【白鬼院 凜々蝶】
(呼吸が……止まってしまう

息継ぎの仕方さえ忘れ、唇を震わせていると、彼はゆっくりと離れていった。


る季節

凜々蝶さまが大変



【白鬼院 凜々蝶】
「んっ……」

シャツの中に彼の手が入ってきて、露わになった肌を手袋を嵌めたまま触れられる。
むずがゆいような感覚に、僕は小さく息を呑んだ。

お世辞にも大きいとはいえない僕の胸に、御狐神くんが触れている。
正気なら、失神していたかもしれない。

【白鬼院 凜々蝶】
「ふぅあ……っ」

だが、実際は彼の愛撫に素直に感じ、口からは何度も甘い吐息を洩らし続けた。

感触を確かめるような彼の動きが、いやらしくて……
普段の従順な彼の姿からは想像がつかないほど、不誠実だ。

【御狐神 双熾】
「本当のことを言うと、ずっと貴女に触れてみたいと懸想していました。
貴女のここは、どんな形をして……。触ると、どう反応するのか」

【白鬼院 凜々蝶】
「やあ……っ」

【御狐神 双熾】
「凜々蝶さまの肌は、どこもみずみずしくて美しいのですね。
それに、とても敏感でいらっしゃる……」

【白鬼院 凜々蝶】
(違う……いやだ……。こんなの、気持ち悪いだけで、
僕は感じてなんか……!)